総隊長と家族

□66 ガラス玉
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フィン「ーーそれでね、……」


クロード「そうなんですか、」



お手洗い後、フィンは白ひげ達の事を話していた。

その話す様子はとても嬉しそうで、聞いてる方は思わず微笑んでしまう程


そんな時…、



「クロードさん!」


クロード「ん?」



後ろから兵士がやって来た。
内容はフィンには分からないが、とりあえずクロードが行かなければならないのは分かった。



クロード「なら、フィン様をお送りしてから「大丈夫だよ?」え?」


フィン「おれ、一人で帰れる! 場所覚えてるもん」


クロード「ぁ…」


フィン「だから、行ってらっしゃい」



フィンは笑顔で言う。

その笑顔にクロードはゼウスやファイを思う。



クロード「すいません」



そう言って、クロードは一人の兵と行ってしまった。

フィンは急いで戻ろうと少し小走りしていた。








フィン「…?」



食事をしていた部屋の前まで来たフィン。

ドアを開けようとした寸前、サッチ達の声が聞こえて来た。



エース「ーー、ここにいる奴の事考えたらな…」


マルコ「そうだねい、」


エース「サッチは?フィンが王子になった時」






フィン「ぇ……?」





サッチ「そりゃ寂しいが、まぁ…幸せになってくれりゃいいんじゃね?」


エース「ありきたり」


サッチ「うるせっ」








フィン「………」



おれは……おれが、


王子になっても…



みんなは………。







違う……、


そうじゃない…、











みんなが、

そうのぞんでるんだ…。
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