総隊長と家族

□63 覚醒
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ラディ「あの時っていつの事だ?」


クロード「っ!!貴様!!!」


ラディ「悪ィな…、滅ぼした町など五万とあるからよォ。 一々覚えてねェんだ」


フィン「…」


ゼウス「……!!」


クロード「なら…!!思い出させてやる!!」



クロードは仕込んでいたナイフを取り出し、ラディに向かって行った。



ファイ「クロード!!」



ラディ「…すぅ」



すると、ラディは息を大きく吸った。



リユース「ハァ……、」



その様子を見て、リユースはため息をつき、何かを取り出し耳に付けていた。


すると、ラディに何かを感じたマルコ。



マルコ「耳塞げよいお前らっ!!!」


サッチ「はっ!?」


エース「耳?」



その時ーー



ラディ「ああ゙アア゙ア゙〇×%☆…!!


『!!!!?』



ラディは鼓膜が破れても可笑しくない程の音量の大声を上げていた。



フィン「ーー!!!」ゾワッ



ドクン…、
ーーバタ…ッ



フィンは倒れてしまった…。



サッチ「!!!」



そうだ…っ、
フィンは人一倍、耳が……!!



すると、ラディは大声を出すのを止めた。

サッチはその途端にすぐにフィンのもとに向かった。



サッチ「フィン!」



だが、声を掛けても返事がない……







と、思ったが



ガシ…ッ、



サッチ「!、フィン」



反応があった。
フィンはサッチの腕を掴み、起き上がった。







だが、何か様子が変だ。



フィン?「誰だ…、
俺の眠りを邪魔する野郎はよォ…」


エース「!?」


マルコ「フィン…?!」


サッチ「…お前…っ!!」


クロード「?!!」


ラディ「ああン?」




ゴォオオ…っ!!


フィン?「俺様が直々にぶっ倒してやるよ」




いつもと雰囲気が違うフィン。周りは戸惑いがある中、サッチは唖然としていた…。
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