めいん

□変態 白ひげver
1ページ/1ページ





ダメだダメだ


この船のどこにいっても、破廉恥な格好のやからばかりだ。



「・・・はぁ・・はぁ・・・」



この船にいたら興奮のしすぎで命がもたない、やばい、つらい。



「おい***。大丈夫かぃ?」


「え?・・ぅおぉお!」


「なんだよぃ、そんなに慌てて」


「だだだだだからあー!!マルコ隊長、服の前閉めて!全てのボタンを閉めて!」


「あ?なに言ってんだいきなり」


「破廉恥なの!ハ・レ・ン・チー!!」


「破廉恥ってお前……あ、あぁそうか。***はそういうの見て興奮する奴だったな」


「そうですよ!分かってるなら全閉めしてください!」


「んなもん嫌に決まってんだろぃ。服パツパツになんだろぉが」


「服パツパツいいじゃないですか!むしろパツパツ推しですよ私は!胸筋ラブですよ私はぁ!………あ゙」


「あ゙、じゃねェだろぃ。なんつーことを口走ってんだ」


「あ、マルコに***!何やってんだ?」


「ぁあ!エース隊長!エース隊長も何か言ってやって・・・ぶふぉぉお!!」


「ぅえ!?大丈夫か***!」




救世主登場かと思いきや、そうだった。エース隊長も破廉恥組の一員だった。
しかも破廉恥通りすぎてどちらかというと変態の領域のエース隊長。


心配してくれるのはありがたいが、半裸の姿で背中を擦ってくれるこの男。



「ん・・・大丈夫っす。エース隊長が離れてくれれば直ります」


「え、何だよそれ。大丈夫じゃねェだろどうみても」


「ちょ、触んないで」


「え、俺なに?俺そんなに嫌われてんの!?」


「ホント黙って。鼻息荒くなる」



白ひげ一家、こんなにも破廉恥率高くて大丈夫なのか。

あいつらは自分達の破廉恥度に気づいてないな、むしろ 破廉恥+色気=紳士 っていう方程式が成り立っているに違いない。

きっと奴らは自分達の色気度に気づいてやってる確信犯だ!



「おいおい***しっかりしろよ」


「もうこれ目がいっちまってるよぃ」


「・・・だ・・だれか」


「おいお前ら!***に何やってんだ!!」


「ぁ・・・イゾゥたいちょ・・ゴフッ!!」


「吐血!?」


「・・・!?***大丈夫か!!」


「お前のせいだよぃ」






白ひげ一家の日常。












(……なんか***白目剥いてねェか?)

(あぁ、気絶してんだろ……不気味だよぃ)

(おぅ…人ってこんな風に白目剥くんだな。)

(………胸筋………)

(………)

(………)

(…はっきり言ったな。)






胸筋、いいですよね?



2011.5.15
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ