隠し部屋
□奇跡の再開
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「吉田松陽?」
土方が疑問の声をあげた。
「あぁ、処刑された、と表向きになってる方だ、くれぐれも一般市民にバレないように見張るんだぞ!」
近藤はそういうと
「吉田さーーん!」
と声を張り上げた。
「はい」
少しすると山崎と、ともに男性がやってきた。
髪はながく灰色がかっている。
「初めまして、吉田松陽と申します。あなた方は?」
にっこり、と愛想のいい笑みを浮かべた。
優しそうで穏やかな口調に土方や近藤、それに沖田と山崎は
こんな穏やかな人が高杉と桂と白夜叉の師匠か!?
と疑問をもった。
「土方十四郎だ」
「沖田総悟でさァ」
「や、山崎です!」
「土方さんに沖田さんに山崎さんですね、よろしくお願いします」
「さぁて、挨拶も済んだとこだし!吉田さん、少し我々と歌舞伎町を回りませんか?」
「え、外出してもよろしいんですか?」
「ええ!我々と一緒になら許可がでていますので!」
近藤がたちあがる。
「そうですか!なら回りたいですねぇ」
すると土方達が立ち上がり、
「行こう、吉田さん、案内するぜ」
「行やしょう」
そして歌舞伎町へ出かけた。