キヲクとカヲリ-想い-

□leave behind heart
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降車予定のバス停


四角い窓に 映ってくる


さっきまで あんなに笑っていたのに


急に心が からっぽになる





だまっている横顔


触れない指先


隣に座るのは これが最後かも




山ほどあった


本当の気持ちを 伝える時間


ためらってばかりの 私の心だけ


バスの中に とりのこされた





さよならなんて言葉 聞きたくなくて


すぐに階段 かけ降りる


あなたの顔を 見てしまったら


前に向かって 歩けそうにないから


こんな別れを 許してね





ひとりになった瞬間に


わからない恐怖に かこまれた


ひとりになった瞬間に


大きな波に のみこまれた





ぐしゃぐしゃになった顔


震えのとまらない体


ここにはない心


一粒の涙も ながれない





泣いてしまえば 楽なのに


叫んでしまえば 楽なのに


心はあなたの 隣にいる


いつになったら


どこにたどりついたら


私はその席から 立ち上がれるの―…?





さよならなんて言葉 聞きたくなくて


景色に見とれるふりをした


あなたに気持ちを きりだしたら


もう 後戻りできそうにないから


こんな別れを 許してね
 

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