fkmt夢
□jack room
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いつの間にか弟が居ない…!!
幼稚園を迎えに行った帰り道の事、
弟が急に私の手を離しどこかに居なくなってしまった!
もしかしたらここに…?
それは建設途中の遊園地とホテルの施設だった。
誰も居ないのをよそに入ってみてしまいました;
広くて、楽しそうなアトラクションが一杯!
いつか弟を連れて来てあげたいななんて、呑気な事を考えてる場合じゃなかった;
何度か呼んでも弟の姿は無かった。
しばらく進むと、Jackルームと書いてあるアトラクションがあった。
シーンと静まり返ってる園内の中からここから弟の声が聞こえ…たような気がして、ドアを開けて恐る恐る入ってみた。
勿論中には誰もいない…
「おーい!お姉ちゃんだよ!居ないの?」
と更に奥の部屋に進み呼んだら…
「だ、誰じゃ!?」
「!!」
居ないと思った人が中に居た!
私は背筋が凍る位ビックリした。
「儂のJackルームに入って来るなんて凄い度胸しとるのぉ、娘さん」
「えっ?あの、勝手に入ってすみませんっ!
それであの、ここに小さい男の子来ませんでした?」
「えっ?!」
突然の事でジャックも拍子抜けした。
てっきりドリームキングダムの挑戦者かと思ったからだ。
「小さい男の子?ここには来てないが…迷子かの?」
「そうなんですっ!ちょっと目を離した隙に居なくなっちゃって…声がここから聞こえたような気がしたんです…」
「実は儂も近くから小さい子供の声が聞こえたような気がしての…まさかとは思ったのじゃが…」
「そうですか・・・
どこを探しても見つからなくて…私…心配で…」
私は心配の余り目に涙が溜まった。