南国パプワ夢

□風邪とキスとアラシヤマ
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……


……………


ん…あれ…

ここはどこだろう…




ああ…
アラシヤマの住んでるとこだ…


だけど…わたし…どうしたんだろ…




おでこには冷たいタオルが置いてあり布団に寝かせられていた。


「ふぅ…気がつきましたどすか?!」

「アラシヤマ…わたし…どうしちゃったの…」

「名無しさんはんさっき倒れたんどす、

全くあんなになるまでほっといたらあきまへんで!」

「……ごめんなさい…」


こんな時のアラシヤマはすごく男らしい。
怒る時はちゃんと私を叱ってくれるから…


名無しさんは布団を顔半分かぶるようにアラシヤマを見つめる…

「でも目ぇ覚めて安心したどす、ずっとそばに居るやさかいゆっくり休みや」

そんな私の頭をアラシヤマはホッとした表情で 大きな手で撫でてくれた。



「ね…アラシヤマ…」

「なんどすか?」








「わたしの事…好き?」



…///


「あ、あ、あ、当たり前じゃないどすかっ!!//
名無しさんはんはわての大事な彼女どす!!だからこない心配して…」

「…じゃ…さ…その…ど、どうしてキスしてくれないの?」



「き、き、ききききすどすかっ……///!!!ゴォォォォ←アラシヤマのバックに炎」



「私はアラシヤマとしたいよぉ…好きな人だもん…」

「……っ名無しさん
はんっ//そんなにわての事…!!」




「…私は好きなのに…アラシヤマは本当は私の事好きじゃないんじゃないかって……


それとも私女の子としての魅力ないかな…」

名無しさんは目からこぼれる涙と赤い顔を隠すように布団にすっぽり潜った






…………




「……こないわての事想ってくれはったんどすな…
そんな風に名無しさんはんを悩ませてすんまへん…
わて、名無しさんはんが大事過ぎて手出せませんでしたわ…

ホンマはキスもしたかったどすよ…!!

でももし焦ってそれで名無しさんはんを傷つけはったら、わてもう生きていけまへんわ…
わてには名無しさんはんしか居ないんどすえ…

でも逆に名無しさんを寂しい思いさせて傷つけてしまってすんまへん…
こんなわてを、許しておくれやす…!」





アラシヤマはアラシヤマなりに大事に名無しさんの事を考えてくれてたのだ。




それなのに私は好きな人を疑ってしまったなんて……
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