南国パプワ夢
□風邪とキスとアラシヤマ
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私の名前は名無しさん
私には彼氏がいて名前はアラシヤマ。
パプワ島にひょんな事から迷いこみ、初めて会って色々助けてくれたのがアラシヤマだった。
初めは石やサボテンに話しかけてるからちょっと変わって(?)るなと思ったけどとっても優しく身の回りの事を色々してくれた!
それでいつの頃からかアラシヤマからの熱烈な告白(毎回私に会う度に顔を赤くして、名無しさんはん…好きどす//)
って言ってきたもんだからだんだん私も気になってしまって付き合う事にしたんだけど…
付き合って1ヵ月間全く何もない訳で…
何もないというかキスもまだで…笑
好きなのにしてくれないのは私も悲しくて…確かにアラシヤマは奥手そうな感じはするけれどそういう雰囲気になるとアラシヤマは避けてるようにも感じる訳で…
はぁ……
私本当に彼女なのかな…
「(スゥ〜(息を大きく吸って…!)
アラシヤマのぉ…!!!
ばかっ〜!!」
名無しさんの声はパプワ島中に響いた。
「はっ…! この声は名無しさん
はんの声!! だけど確か、今わての事ば、ば、ば、ばかって…!!」
はぁはぁ…
アラシヤマ本当は私の事恋愛としてじゃなく友達として好きなんじゃないかって思っちゃう…
初めての恋人を
初めて友達が出来た感覚とかと同じなんじゃ…
うああああっ…!!!
…………
しょんぼり…
へっくしゅっ!!
…あれ?風邪引いたのかな?
そういえば体がおかしいかも…
何だか熱っぽいような……
アラシヤマに会いに行こうと思ったけどもう帰ろう…
ドドドドドッ!!←(アラシヤマが走ってきた音)
「名無しさんはん…//!!
さっきわての事呼んでくれたんどすか!?」
「ん…呼んだかも…でももう何でもないよ…わたし…先に帰るね…」
「…名無しさんはん顔赤いどすえ…!!具合悪いんじゃないどすか?」
「…え、元気だよ…アラシヤマこそ急に…どうしたの?」
「わての事呼んだ声がしたんどす…!名無しさん
はんが呼んでくれはったんどすな//」
「う…ん・・・・呼んだような…呼んで…ないような(というか馬鹿って言ってしまったけれど」
「どこに居ても名無しさんはんの声は聞こえるんどすえ// だってわ・て・の彼女どすからな//」
「……でも…アラシ…ヤマ私…のこ…と…本当…は……(ぱったり)」
「ぬぉおおっ!! …名無しさんはんっ!!! 大丈夫でっか!?」
名無しさんは高熱を出してアラシヤマに抱きかかえられるように倒れてしまった。
アラシヤマは名無しさん
を自分の住んでいる所まで運んでいった。