17号夢短編
□drop collar
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「あれ?ドロップ一つしかなかった…」
「名無しさんが食べろ、俺は気にするな」
最後のドロップは白だった。
いつかこの先・・・・
俺の知らない部分の名無しさんの心を見る事はあるんだろうか…?
そしたら、無償に苦しくなった俺はいつの間にか名無しさんを引き寄せキスをしていた。
「…ちょ、17号っ?」
「……お前の心も綺麗な色を色々持っている…俺がずっとそばで名無しさんの心に色をつけてやるから…」
名無しさんは急な俺に少しびっくりしていたが、すぐに俺の手を握ってくれた。
「大丈夫、出会った時から17号がくれた私の中にある感情の色は心に沢山詰まってるの。
何かがあったとしても、白はこの色とりどりの色には負けないよ」
名無しさんが持っている色はどれも美しい…。
そんな色を持っている名無しさんに出会って俺は、最初どうしたらいいか分からなかった。
その心に眩しすぎる名無しさんのそばにいていいのか。
俺もいつからかその様々なcollarの心に惹かれていった。
名無しさんは俺からも色も貰ったと言う。
「最初出会った時俺のイメージ何色だと思った?」「オレンジ!」
「…即答かよ」
「だってスカーフのオレンジが凄く深みがあって綺麗で、17号に一番よく似合ってるんだもん//だからそんなイメージかな!」
名無しさんはそう言いながら、俺のスカーフを抱き合ったままの体制で結び直してくれた。
「よし!完璧!!すごく綺麗だよ……17号…」
「…ば、意味深な言い方するな!」
「わーっ!ごめんなさいっ」
今日もお前との思い出にも沢山のcollarが増えていく
この先も俺だけにしか見せない名無しさんのcollarを見せてくれ。
それはいくつもの
-drop collar-