17号夢短編
□続・晴れの日の過ごし方・NO18 (心のカケラ〜後編)
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彼はそれからずっとぼんやりしてしまっていた。
私は力になれないだろうか?
今まで私が心配するからと18号の事はほとんど話さなかったのだろう。
でもそんな気遣いも、何だか今となっては嬉しくない!!
力になりたいのに、
話して欲しかった。
気づけない私もダメだけど……
何より私に頼って欲しいって思っちゃうの。
「17号?」
とテーブルに伏せていた17号の手を重ねて隣に座った。
あの後17号は名無しさんの家に行きたいと黙ったままだった。
「…さっきは悪い…大きな声を出してしまって…」
「ううん…それより…」
それより
お姉さんと話しなくていいの?とは喉まで出ていたが言えなかった