17号夢短編
□続・晴れの日の過ごし方・NO18 (心のカケラ〜前編)
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「だいぶみんなの服装も秋らしくなったね!」
「そうだな、俺はこの季節が一番好きかもしれない」
「私も!過ごしやすい季節だもんね!!夏は暑くてふにゃふにゃになってるもん!」
「お前の薄着の姿好きだけどな!」
えっ…と名無しさんは顔を赤くした。
「でもお前の肌が他の奴に見られる事も多くなるからやっぱり夏は嫌いだ」
とまるで子供のようにヤキモチを焼いていた17号があまりにも可愛くて名無しさんは笑ってしまった。
「クスクス」
「…!何がおかしいんだ?」
「別にぃ〜」
「お前いつから俺にそんな態度とれるようになったんだ?」
「さっき17号に何が欲しいのか聞いても教えてくれなかったから私も教えないよぉ!」
と意地悪してみた(笑)
むぅっと私を睨んでる17号。
17号のそんな顔も時には見たくなるの。
そんな私達、
あれから変わらず、ずっとずっと一緒だった。
17号はいつも私が寂しい時も悲しい時も、
受け止め、
私を愛し続けてくれてる。
私も17号が大好き。
もし彼が困った事があったら今度は私が受け止めてあげたい。
力になりたい。
名無しさんは心の中で強く思っていた。