17号夢短編
□続・晴れの日の過ごし方・NO18 (心のカケラ〜前編)
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晴れの日の過ごし方・NO18
(心のかけら〜前編)
「わぁ〜いい天気だね! 17号!!」
と名無しさんは大きく手を伸ばし深呼吸する。
そんな名無しさんを愛おしそうに見つめる17号。
あれから季節もいくつか過ぎ季節は秋になろうとしていた。
今日も17号と公園を散歩してからカフェでお茶をした後、
17号がアクセサリーが欲しいというので買い物に行く為に隣町まで足を運んでみた。
「17号、アクセサリーって何が欲しいの?ピアス?ネックレス?」
と名無しさんは一緒に歩いている17号に覗きこむ。
そんな愛らしい名無しさんに向かって17号は意地悪そうに内緒と言った。
「ええっ―17号!!教えてよ〜!」
「教えない」
それでもしっかり私の手を握ってくれている。
大好きな人の暖かい手。