17号夢短編

□家庭教師〜後編〜
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「先生……好き、大好き………」


「もう先生じゃない、17号だ」


憧れだった人が私の、私の近くに居て私を抱き締めてくれてこれは夢ではないかと思う位信じられなくて、でもこの先生の暖かさが本当だと教えてくれた。


「このチョコくれるか?」


「はいっ!!あの……あんまり美味しく無いかもしれませんが;」


「俺もお前に渡したい物があるんだ」

と先生は私が他の生徒から貰ったんじゃないかと思うあのプレゼントを持って来た。


「あの…先生それ……他の子から……」



「?他の子??今日で俺、このバイト最後だから生徒に気持ちだがプレゼントを買ったんだ、もう一つは、この後に教える予定の子にあげようと思って」

「そ、そうなんですか?!なんだ…私はてっきり……」
他の子からのチョコだとばっかり;それを聞いて力が抜けた……
私が勝手な勘違をしてたなんて!!


「これ・・・・・・・良かったら受け取って欲しい」

先生から貰ったプレゼントを見てみると受験合格のお守りとシンプルなシルバ―の指輪だった。

「!!嬉しい//先生っありがとうございます//私、大切にします//

このお守りと指輪で絶対合格してみせます//」


「また先生って言ったな!17号でいいって言ってるだろ?敬語もダメ。分かったか?」


「そ、そんな急には変えられませんっ!!」


「じゃそれ返せ、17号って読んで敬語も使わないって約束出来たら渡す」


「う……ひどい・・・・・・・・せ……17…号、お願い//これ頂戴//・・・・とこれでいいです…か?;」


「最後また敬語使ったけどまぁそれで許してやるさ、でもこれからは普通に呼べよ?」


「うん……分かった………です(←小声)」



「じゃ最後に一つ、3つ目の絶対合格するお守りをやるよ」



「??何ですか?」
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