17号夢短編

□家庭教師〜前半〜
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ガチャ



とその時電話を終えた先生が戻ってきた


手に持って居たプレゼントをテ―ブルの下に急いで隠した。



「勉強中悪い、この後の生徒の家に行く予定がキャンセルになったって言う連絡の電話だった」



「そう……ですか」



「顔が名無しさんなんだか赤い……大丈夫か?」

「あっ……いえっ大丈夫です!!」


心配そうに近付いて来てくれた先生。私のおでこに手を当ててきた。

先生の姿が少しぼやけて見えた。

「熱があるのか?……こんなになるまで何で早く言わないんだ」


「…す……すみません……………わ、私…先生と…………」


急に目の前がフラっとしてそのまま先生へと倒れこんでしまった。






………………






目が覚めた。まだ若干頭痛がする。腕につけていた時計を見ると既に10時を回っていた。


先生っ…!



まだぼやける視界の中一生懸命先生の姿を探す。
見ると先生は心配そうに私の側に居てくれた。


「あ……あの、先生……私」


「気分はどうだ?大丈夫か?」


「は…い…まだ少し頭が痛いですけど……………先生、すみません……こんな時間まで居てくれて…帰らなくて大丈夫ですか?」

「大丈夫だから気にするな…まだ居てやるから……後1時間位また休め」


「はい…」


「お腹は空いてないか?少しキッチン借りてもいいか?」


「あっ…はいっ大丈夫です;;キッチンどうぞお好きに使って下さい!」


そう言って先生は私に肩まで布団を掛け直してくれた。先生が居てくれる安心感でまたすぐ眠りにつけた。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・




……………また目が冷めると、今度は時計の針は12時近くを指していた。

今度は起き上がって見ると先生は座りながら私の近くで眠って居た。


先生………


今まで一度も見た事が無かった先生の寝顔。
いつもはCOOLな顔なのに今の先生は寝顔はとっても可愛いい……


今度は先生に私が掛けていた布団を掛けてあげた。

同じ部屋に居て先生に風邪がうつってしまったらどうしよう………



とその時先生が起きてしまった。



「あっ…すみませんっ、起こしてしまって……」



「いや、悪い、俺もうとうとしてしまった。それよりまだ気分は悪いか?大丈夫か?」


と先生が私の前髪をよけておでこに先生のおでこをくっつけてきた。


先生の顔が今まで以上に近くて私の顔は熱で赤いのか恥ずかしくて赤いのか分からない。


「さっきよりは下がったがまだ少し熱があるな………さっきキッチンを借りて卵粥を作ったんだが、食べれるなら少し食べた方がいい」


「あっ…ありがとうございますっ//」


勉強道具などは綺麗に片付けられててさっき先生と勉強してたテ―ブルの上に食事は既に用意されていた。



・・・・・・・・・先生の手料理が食べれるなんてこの風邪に少し感謝・・・かな//


あっ!!そういえばチョコ!!!私、確かテ―ブルの下に置いたままだった……もしかしたら先生に見られてしまったかな……どうしよう……

少し辺りを見回したがチョコはどこにも見当たらない。







後半へ続きます★
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