17号夢短編

□家庭教師〜前半〜
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*家庭教師*







「はぁ〜っ………」



明日はバレンタインだと言うのに私は今大学受験の為に日々勉強中。
でも行きたい大学の為頑張らなくてはいけない訳で………



私は家庭教師にうちに来てもらってる。17号っていう名前の先生で黒髪で一つにしばっててすっごく綺麗なブル―の瞳をしててかっこよくてそれからそれから……私に勉強をちゃんと教えてくれる。私の好きな人。
いい所を色々挙げちゃうとキリが無いんだけど先生は今大学4年生。


両親が今日、明日と旅行で外出中…………両親も先生の事をとても信頼してくれている。だから旅行中も私と先生が家に二人きりになるのが分かっていても何も言わなかった。


先生に1日早いけどバレンタインをあげたくて昨日勉強そっちのけで一生懸命チョコ作ったんだけど、

せっかく今日先生に会えるのになんだか体調が悪い……

もしかしたら熱があるかも…………


測ってみたら案の定37℃近くあった。


でも先生に会いたいしせっかく作ったチョコもあげたいしこれくらい平気!!先生も先生をいつ辞めちゃうかだって分からない……私も受験が終わったら………先生とはもう……


先生と過ごせる時間ももう数限られてるから……今だけは一緒に居たいよ……





それから7時に先生が来て時間の9時位には帰ってしまう。でも私が分からない所があるといつもちゃんと分かるまで教えてくれる//規定時間が過ぎても。





「この前の勉強の仕方でテストはどうだった?」


「は、はい//先生が教えてくれたやり方で今まで分からなかった問題も解けるようになりました」



「そうか良かった」





………………



先生の綺麗な顔にいつも見とれてしまう…………いつも吸い込まれてしまいそうなその瞳がすごく好き//

先生の事好きな女の人いっぱい居るんだろうな………はぁ…シャ―ペン片手にそんな事を考えてしまった。



とその時先生の携帯が鳴った。



「あっ悪い少しいいか?」


と私の部屋をから出て行った。


いつ渡そうか昨日一生懸命作ったチョコレ―ト。テ―ブルの下で先生に貰われるのを待っている私の気持ち。


…先生受け取ってくれるかな…………


ふと先生の荷物に目に入った。なにやらかわいいラッピングされてるプレゼントが入っていた。


………私の所に来る前に他の生徒から貰ったのかな?

それを見たらますます渡せなくなった。

だって私はきっと先生にとって生徒の中の一人でしかないから……

それに先生を困らせたくない………

先生の荷物の中にあるプレゼントを見て急に自分の気持ちにセ―ブが掛かった。

自分は自分だって思えない。どんどんマイナス思考になっちゃう………


いっぱい色々考えてたら、なんだか気持ち悪くなってきた……また熱が上がってきちゃったかな…
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