17号夢短編

□お願い事
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「ねぇ17号、知ってる?流れ星を見たら見えなくなる前に願いを3回唱えるとその願いが叶うんだって//」



瞳を人一倍に輝かせて俺の隣りに座ってる名無しさん。


今日も二人で夜空を見に来た。




「で、お前は何を願うんだ?」




「それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・あっ!そればかりは秘密だよ!!秘密!」

少し照れくさそうにそっぽを向いた。



「・・・・・・・・・・・・・・じゃあ俺が当ててやろうか?」

自信ありげな17号。






「俺とずっと一緒にとか・・・・・・・・・だろ?」



「えっ?何で分かっちゃったの?!」



「ふっ……馬鹿だな なんとなぁく思った事を言ったのに自分からバラしてどうする」


しまった…と口を押えて慌てる名無しさん。そんな可愛らしい姿に魅かれ、いつしか自分の目的すらも忘れてお前と一緒に居る。
いや、俺自信がそう選んだ。


「もうっ!ヒドイよ17号!!もう17号なんて・・・・・・・・・からかってばっかり!!」





「嫌い………か?」

寂しそうな顔で17号が見る





「うっ……嫌いじゃないけど……嫌いになんてなれない」




また17号がニヤリと笑う。

「お前って本当分かりやすいよな♪」




「もうっ!いいよ〜そうだよ!私17号が好きだもん!大好きだもん!何か文句あるの?」



毎度の事またもや17号に踊らされている


いつもこうなんだよね;私ってからかわれてるだけだったりして;;

「じゃあ17号はお願い何かあるの?聞かせてよ」




「そりゃ決まってるだろ
孫悟空の居場所を突き止める事さ」



「ま〜だそんな事言ってるの〜?」


「冗談さ
お前と言う楽しい奴を見つけたのに人探すよりこっちの方が面白い」





17号ってたまにこういう言い方するんだよね、最初はそりゃ何かショックだったけど今はもう慣れちゃったって言うか17号はこれが気持ちの表現の仕方だからね;困った困った;




「なぁ〜んか気に入らない言い方だけどここは綺麗な星に免じて許してあげよう!ってね☆」




夜空にまた目を向ける名無しさん。そんな名無しさんの横顔を見て微笑む17号




「じゃあからかったお詫びに何をお願いするか教えてやるよ」




「えっ?本当?何なに?!」

無邪気な子供のように目を輝かせて17号の顔を覗き込む。



すると17号は名無しさんのお腹にそっと手を当てて……
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