17号夢短編
□雨の日の過ごし方
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ゴロゴロと今にもうなりそうな空。
今日は17号とせっかくのデートだったのに・・・・
「降りそうだな・・・・」
そう17号が言った途端案の定お邪魔な雨が降ってきた。
「ど、ど、どうしよう;;私今日折りたたみ傘持って来て無いよ!!」
「俺の家この近くだけど、走って行けば今より濡れないぜ?どうする?」
話は聞いてたけどまだ17号の一人暮らしの家にはまだ一度もお邪魔した事が無い!!
17号がどんな部屋でどんな生活をしてるのか見てみたい…ななんて///
これは是非是非行ってみたい////
「う、うん///嬉しい////行きたい!!」
「???そ、そんなに嬉しいか?」
「嬉しいよ!!17号の住んでる所まだ一度も見た事ないから//]
「そーいうもんなのか?まだ部屋に全然何も無いから殺風景だけどな。それより、急がないと濡れるぞ」
私は17号に手を引かれ17号に家までダッシュした。17号ってば足がとっても速い!!繋いだ手が離れないようにするのがやっとだった。
17号の家に着いて、「お邪魔します//」なんてやっぱり少し照れてしまう//
部屋にはまだ、家具とかがまだ無く確かに殺風景だった。けれどこれから17号がこの部屋をどんな風な部屋にするのかとても楽しみだった。
それでも部屋をまるで子供のように、キョロキョロ見回してしまう。
「ほら、はやくこれで濡れた所を拭けよ」
と17号はタオルを貸してくれた。
「うん//ありがとう」
・・・・・・・でも濡れた所を拭くというより、雨でかなり濡れてしまった洋服・・・・・・着替えた方がよさげだ。でも着替えなんて持って来てないよ・・・・
名無しさんに背を向けながら話す17号は着ていた洋服を脱ぐと身体を拭いてタンクトップに着替えていた。
ドキッ
目が離せなかった。
17号の見た目よりもたくましい身体・・・・私はそんな17号のたくましい腕や胸にいつも飛び込んでいたの?
そう考えたら急に恥ずかしくなってきた。
「??あー悪い、服もう結構濡れてるよな?着替え貸すからシャワー浴びて来いよ、気持ち悪いだろ?」
「あ・・・・・・うん!!ありがとう//」
お言葉に甘える事にした。
それから私達はご飯を一緒に作ったり話をしたりのんびりと最高に楽しい一日だった。こんな過ごし方のデートは今まで無かったから。
でもそろそろ帰る時間になったんだけど・・・・・・・
「一向に雨止まないな・・・・昼よりますます強くなって来た」
「うん・・・・そうだね・・・どうしよう・・・・」
二人で窓越しに外を見る。滝のように雷雨がすごい。
「お前明日仕事は?」
「えっ?・・・・・明日は仕事お休みなの、この前休みの日に仕事出たから明日はたまたま」
「だったら外も雨でかなりひどいし、泊まってけよ」
えっ?
泊まる?
17号の家に私が?
17号の急な発言に一瞬ボーっとしてしまった。
「でも・・・・・なんだか悪いよ・・・;;」
「別に悪くなんか無いさ、でもどうしても帰るって言うなら止めないけどな」
ずるい。たまに17号ってこういう言い方するんだよね!私の心を遊んでるかのように・・・・、私、本当はこのまま17号と一緒に居たいのを知ってるくせに。
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