17号夢短編
□甘えたい・・・
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今日は仕事で嫌な事があった・・・・・・最近色々旨くいかない・・・・・・・なんで私っていつもこうなんだろう・・・ってよく思う・・・・
今日はせっかく17号と会えるのに・・・・・
電車の乗り換えが2回程ある私は、満員電車の中今日あった出来事を思い出すと涙が出てきた・・・
しかも電車の中でハンカチ右手に泣いてしまった・・・・せっかく17号に会う為にちゃんとお化粧もしてきたのにマスカラもアイラインも涙でボロボロ・・・・
こんなんじゃ17号に笑われてしまうよ・・・・
涙を拭いて、待ち合わせの駅に着いた。
17号が既に待って居て姿を見たら涙が止まらなくなって、思わず駆け出して17号に抱きついてしまった。
「ど、どうした?」
「・・・ごめん・・・っ」
優しく抱きとめてくれた17号はそれ以上何も聞かず大きな手で優しく髪を撫でてくれた。
それから私達は近くの公園に行く事にした。夜の桜は昼間見るのとは違くとても美しかった。
でもまだ少し肌寒い。
そして、ベンチに座って17号に色々な話をした。
「・・・・・・・・いきなりごめんね・・・・こんな話して・・・」
「気にするな、名無しさんは名無しさんで頑張ったしここで終わるお前じゃないだろ?」
「うん・・・」
そう、その出来事とはとある仕事の失敗・・・・・
色々思ったらなんだかやるせない気持ちで一杯だった。
多分17号に聞いて欲しかったんだと思う・・・・・
一番好きで一番信頼している私の大切な人だから・・・
普段の私だったらこんな風に泣いたりしない。
17号だったから本当の事言えて・・・甘えられるんだと思う・・・・・
「・・・・・ありがとう17号・・・私、自分に自信が持てたよ!!もう泣き言言ったりしない!!明日から頑張るから!!」
そう言うと17号は‘クスッ’と笑みを浮かべてこう言った。