17号夢短編
□kissマーク
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ふぅ〜と一息つく暇も無く誰かが名無しさんに話しかけて来た。
「おっ名無しさんちゃんじゃん」
偶然にもクラスメートの男の子達。
「へぇ浴衣めちゃんこ似合うじゃんかわいいね」もう一人の男の子が言って来た。
「あっ・・・・ありがとう//」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
そんな名無しさんと男達の会話なんか17号には面白い筈が無い。
「もしかしてそれ彼氏?」
「そ、そうだよ///えへへ(彼氏って言っていいんだよね?;;)」
17号の顔を見ると・・・・やっぱり怖い顔してた。どうしよう;;
「なぁちょっと俺達と付き合わない?」とかなり今の状況を悪くする事を言って来た。
あああっもうやめて欲しい、私達の事はほっといて欲しいと思って・・・・「ごめ・・・」
と断ろうと思ったら17号が私の腕を強く掴み「行くぞ」ってその場から離れた。
さすがの17号。歩くのが早くて名無しさんはそんな17号について行くのがやっとだ。。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「あの、さっきはごめんね!!何処行くの?」って聞いても17号は名無しさんの腕を掴んだまま歩きを止めない。
「・・・・ねぇ17号」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
何を聞いても17号は話してくれなかった。
・・・・・もしかして怒ってる?
どうしよう・・・・・・
もしかしてこのまま愛想つかされて、別れを告げられるんではないか、名無しさんの心に「別れ」と言う2文字がよぎった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やっと17号の足が止まり、もう一度聞いてみた。
「・・・・さっきはごめんね、・・・・あの怒ってる?」
後ろに背を向けてこっちを見てくれない17号。
・・・・・・・・・・・・・
返答が無い。
やっぱり怒ってるんだ・・・・
「あの、私・・・・」
「・・・・お前が・・・」
「??えっ?」
「お前がそんな格好で来るから・・・・」
低い声で17号はつぶやき、
そう言って17号は名無しさんを壁に押し付けた。
「!!!」