DRRR!!

□津軽×サイケ
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「津軽、おはよう」
「…ああ、おはよう。…サイケ」
      俺は、…いや、俺たちは、作られた。
「津軽?」
「ん…、眠い…。」
ぽすっ、と津軽はサイケのお腹辺りに顔を埋めた。
「くすぐったいよ、津軽…」
  作り物だから、抱きしめてもそこに温もりなんて無い。
            感覚は、あるのに。

「サイケ、…」
「ん?なに?」
「…べつに」
「えー?気になるなぁ」
    感情だって、あるのに。
「……ねぇ、津軽。俺、…。」
「…?」
顔を上げたら目が合った。
   サイケの目には、涙が浮かんでて。
「津軽が、好きだよ」
俺の頬に手をそわせて、サイケは言った。
「ああ…俺も、サイケが好きだ。」
   そう言って、俺はサイケにキスをした。



俺の腕の中で眠るサイケ。
   あのとき、すごく嬉しかったのに。
俺もずっと、好きだったんだから。
      でも、それは俺しかいないから?
そう思って、いいかけて、…やめた。




             だって、俺たちに意味なんてないから。


                            .......END.

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