DRRR!!

□青春!【臨×静】
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まだ二人が、学生だったころ。

ー体育館ー
静雄は、一人体育館でぼー…っとしていた。
  意外と体育館は静かで。
昼休みなんて、大体の人間が校庭か屋上等に行っていたからだ。

一人まったりしていたところ、突然誰かが入って来た。

「あ、シズちゃん。いたいたー」
「臨也!テメェ!!」
せっかく落ち着いて昼休みを楽しんでいたのに。
静雄は、すぐに立ち上がり臨也を睨みつけた。
「もぅ、怖いなぁ。」
「何しに来たんだよ!」
でも、睨み付けられた臨也はまったく気にせず答えた。
「別に?バスケだよ。」
「…はぁ?」
…なんだ、俺を捜してたんじゃないのか。
   とか思って速攻取り消した。
残念がって、どーする。

「ハイ、シズちゃん!」
静雄が色々考えてる間に、臨也はボールを用意していて静雄に渡してきた。

「っ、なんだよ…、」
「ほらほら、シュート!」
少し臨也にイラッときたが、たまにはいいかと思い、ボールを投げてみる。
  すると、見事に入っていった。

「流っ石シズちゃん!綺麗に入ったねぇ。」
「ふん、////」
なんとなく気恥ずかしくて、ボールを臨也に渡す。
「おおっと、ありがと。…ねぇ、俺さ…。」
「あ?」
「よっし!俺、シュート入ったらシズちゃんに言いたいことあるから。覚悟しといて!」

  今言え、って言う前に臨也は。

ゴールから結構離れたとこからボールを構え、投げていて。
  そして、そのボールは。
綺麗な弧を描きながら、ゴールに入った。

「ぁ…、」
てんてんっ…、と音を立てて転がるボール。
  二人の間に訪れた静寂。


「シズちゃん、俺。」
「な、んだよ…」
「俺、シズちゃんが好き」

   突然の告白。
「なっ、ぇ…、おま…///////」
静雄が狼狽えていると、体育館に岸谷 新羅と門田 京平が入ってきた。
「あ、静雄ー!」
「よう。…静雄、顔、赤いぞ?」
「新羅もドタチンも遅いよ。」
「な、…なんなんだよっ…、いっ、臨也の奴…/////」

臨也はいつもより少し笑顔で。
  静雄は、まだ狼狽えていたけど。


    「俺の、答えはー。」

     もう、決まっていた。



       ーendー

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