短編
□妖精はいるんだっ
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イギ「ちょ、お前らそこ、もしゃもしゃすんなって〜」
今日もイギリスは見えない友達…妖精さん達と遊んでいた。
会議が終わった後なのでイギリスも嬉しそうだ。
するとそこへ
ド「また見えない友達と話しているのか」
イギ「げっ、クラウツってか見えてるんだよ俺には」
そう言い張るイギリスに呆れるドイツ。
ド「そんな非科学的なものなどいるはずないだろう。夢の見過ぎじゃないか」
信じようとしないドイツは見下しモードでイギリスを見る。
それを見てイギリスは怒鳴りつつ言った。
イギ「妖精さんはいるんだっお前だって信じりゃ見えるんだよ妖精さんはピュアだからな。お前に会えるかどうかだけどな」
ド「ふん。見えないものに期待はしないのでな」
そう言ってドイツは騒いでいるイタリアのもとへ行ってしまった。
イギ「なんだよ…。え今日もまたうるせぇやっ」
俺だってそりゃ昼飯ぐらい誘いたいよ…とぼそぼそとイギリスが言うなか、妖精さんは慰めていた。
イタ「ヴェー。イギリスに何しに行ったの」
ド「ん。昼飯にでも誘おうと」
イタ「えぇー。でも来ないよ」
ド「いや、ちょっとな…」
誘おうとしたが、上手く行かなかったと言いにくい…と思うドイツにイタリアが言った。
イタ「で、何で誘ったのあのイギリスを」
ド「え、あの…」
正直、何で誘ったのだろうか(失敗したが)
確かにあいつはもうEUの仲間だが、もとは敵同士。
それにいがみ合っていた最大の天敵と言える奴を自分の意志で誘おうとした。
でも…
ド「…わからん」
そう答えるしか無かった。