夢小説入口∫異世界への扉∫

□第4の扉
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チュンチュンチュン・・・

鳥の囀り・・・
朝の日射しに名無しさんがうっすらと目を開ける・・・

フカフカの布団・・・

「んぅ〜んっ・・・ふぁ〜・・・まだ寝てたい・・・」

寝返りを打つと深く布団にもぐりこむ名無しさん

トンットンッ

『名無しさん?もう起きたかい?』

ライが朝食を持って部屋に入ってきた

・・・美味しそうな匂い

ぐぅううう〜ぅ

名無しさんのお腹がなる

・・・そういえば、この世界に来てから何も食べてなかったな・・・

「・・・お腹すいた・・・」

寝ぼけまなこでベッドから起き上がった
名無しさんに
ライはクスクスと笑いながら言った

『起きて第一声がその言葉なんて、よっぽどお腹が空いていたんですね
朝食用意させましたから食べてください』

「あっ・・・///ライさん・・・おはようござっ・・・キャッ///」

ライに気付き名無しさんは挨拶しようとしたところで自分が何も身に着けていないことに気付く

『あぁ・・・すまない 昨夜名無しさんがバスルームで気を失ってしまったので
ベッドに運んだらスヤスヤとそのまま・・・よっぽど疲れていたんですね
名無しさんの服・・・そこのクローゼットに用意しておきました 好きなものを選んで着てください』

ライは朝食をテーブルに置くと部屋を後にした

ライが出ていくと名無しさんはクローゼットを開けてみた

「わぁ〜!!!」

思わず瞳が輝いてしまう

クローゼットの中には可愛らしいドレスが並んでいた

・・・凄い!ライって本当にお金持ちなんだ・・・

しばらく眺めた後1着を手に取り
鏡の前で合わせてみる

「うん、これにしようっ」

名無しさんは淡いピンクに白のレースのついたドレスを手に取った

ライが用意したドレスは淡い色にレースやフリルたっぷりのものばかりだった

・・・下着は・・・

名無しさんがクローゼットの引き出しを開けるとびっしりとパンティが入っていた
淡いシルク素材で白いレースのものが多い

名無しさんはその中から1枚取り
身につける

・・・ブラは・・・

クローゼットの隅々まで探したが
ブラは無いようだった

・・・もしかしてこの世界にはブラはないのかな?

仕方なくノーブラでドレスを着てみる

パフスリーブの袖
大きく空いた胸元
ふんわりとフリルで膨らんだミニ丈のスカート

ロリータ服のようなデザインだが
名無しさんが着ると
胸元から大きな胸がこんもりと覗き妙にセクシーだ

ぐううぅ〜

ペコペコの名無しさんのお腹は限界だった

・・・とりあえず朝ごはんっ

「いただきま〜す」

名無しさんは用意された料理を食べはじめた

・・・スープにパン、サラダ・・・とこれは何だろ?丸くて茶色い小さいハンバーグのような料理?

「おいし〜」

どの料理もはじめて食べる味だったがとってもおいしかった

もぐもぐとあっという間に食べ終わってしまった

トンットンッ

タイミング良くドアがノックされる

「は〜い」

名無しさんが答えるとライが入ってきた

『食事はお口に合いましたか? おや?
可愛らしいお顔にソースがついていますよ?』

ライは名無しさんの顔についたソースを指でぬぐうとぺロリと舐めた

「あっありがとうございます///とぉっても美味しかったです」

満面の笑みで答える名無しさん

その姿をライは満足そうに見ると、何かに気付いたようで名無しさんをドレッサーに座らせた
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