短編
□本当は優しい人
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私には好きな人が居る。
その人は、私のライバル。
でもこの間ようやく恋人になれたの。
そん彼の第一印象は最悪だった。
初対面でいきなり“美しくないね”だなんて。
しかも私だけじゃなくて、私のアゲハントまで侮辱したの。
すごくムカついたわ。
でもコンテストのレベルは、私なんかよりすごく上で。
まさに天と地ほどの差。
そんなレベルの差は分かっていたのに、彼を勝手に私の『ライバル』にした。
コイツだけには負けたくないって気持ちと、勝ちたいって気持ちがあったから。
会うたびに厭味を言ってくる彼。
でも、私がピンチの時は助けてくれる。
そして調子に乗ってたり、ポケモンを信じてあげれなかったときは、怒ってくれる。
出会うたびに気がつくの。
彼が本当は優しい人だって・・・
そんな彼だからこそ、私は彼に惹かれたんだ。
プライドが高くて、意地悪で、厭味ばっかり言ってくるけど・・・
貴方が本当に優しいって知ってるわ。
だから私は・・・
“貴方が好きよ!シュウ”
小さい頃からずっと夢見てきた。
いつか、私の所にも王子様が現れるんだって。
私の前に現れたのは、意地悪だけど本当はとても優しい・・・
最高の王子様です。
だから、これからも傍に居てね!シュウ