短編
□スキ キライ ダイスキ
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貴方も私も素直じゃない。
だからいつも、喧嘩ばっかりしちゃうのかも。
２人とも、意地っ張りだから・・・
ジョウトに来てしばらくしたとき、とある町で偶然シュウに会った。
こっちには知り合いが誰もいなくて、久しぶりに知っている人がいて私は少し安心した。
「シュウ！久しぶりかも」
「結局君もこっちに来たのかい？おや？君の旅の連れの人たちが見えないけど・・・」
「その事なんだけど、私ね、１人旅をすることにしたのよ」
シュウはすごくビックリしたみたい。
目が大きく開いてるもの。
私が１人旅なんて出来るはずないって思ってるのかも。
ちょっと失礼かもっ！！
「・・・驚いたな。君が１人旅なんて。」
「私ね、あのまま皆に甘えてたら成長できないって思ったの。だから１人旅をすることにしたの」
「ちょっとは成長したようだね。ハルカ」
「ちょっとってなによ！！ちょっとって！！」
ムキになっている私と、余裕な表情の貴方。
なんか、ますますムカついてきたカモっ
「怒るともっと、美しくないよ」