†ストーリー†
この世界では少しずつ何かが狂い始めていた。
突然の異常気象、災害、疫病……そして戦争。
ある者は戦争で家族を失い、またある者は研究所で人体実験のモルモットに……。
そんな現状が続いていたある日、世界中から数人の人間が姿を消した。
突然の失踪者に一時はニュースになったものの戦争の影響か人々からその事件の記憶は失われていった。
貴方は廃墟で目を覚ました。
この世界は廃墟で埋め尽くされていた。
どこか見慣れた廃墟。
ここが地球の廃墟だという事はわかる。
しかしなぜこの世界が見渡す限りの廃墟なのか、何故自分以外の人間が居ないのか、そもそも何故自分が廃墟にいるのか、何もわからない。
貴方には記憶がない。覚えているのは自分の名前や能力、そして「○○したい」という一つの強い想いのみだった。
ザリッとどこかから土を靴が踏みしめる音が聞こえた。
何故だかわからないが本能的にそれが自分と同じ強い願いをもった人間だとわかる。
戦うも一人この世界の謎を探るも恋愛をするもチームを組むもそれは自由だ。
足音が近くなる。もしかしたらその誰かもこちらに気が付いたのかもしれない。
その誰かは貴方の味方なのか?それとも敵なのか?会えば何かが変わるのか?それはまだわからない。
わかるのは動かなくては何も変わらないという事だ。
貴方はこの世界で願いを叶える為にも立ち上がった。