みじかいゆめ

□1992*4##111
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あなたと過ごして居た時間はとても幸せでした。一生あなたのことを忘れません…



それは突然のことだった。

あたしはいつも通り学校に行って授業を受けていた。


授業中、ブレザーのポケットにいれていたケータイが震えた。



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From:大貴
Sub:涼へ
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ありがとう。

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普段、大貴はこんな時間にメールを送ってこない。しかも、[ありがとう]なんて…


おかしい、明らかにおかしい。なぜか知っている、大貴のお母さんのアドレスにメールを打つ。



――――――――――――
To:大貴のお母さん
Sub:no title
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大貴何かあったんですか?

――――――――――――



3分後くらいにメールの返事がきた。



――――――――――――
From:大貴のお母さん
Sub:no title
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今から家に来れる?
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返事を打つことを忘れて、机に広げていた教科書やノートを鞄に詰めこむ。



「おい!中島、どこ行くんだ!」

「すいません!早退します!」



無我夢中で走った。大貴の家は病院だ。きっと大貴の身に何かあったに違いない。



「大貴…」



大貴のお母さんも普段はもっと、絵文字ばかりのメールなのに…どんなに短いメールにも必ず絵文字が入っていて。



「はぁ…はぁ…」

「涼ちゃん…」

「大貴は…!?」

「この部屋にいるわ…」



大貴の家に着くと、大貴のお母さんが近くの病室を見て弱く、小さく呟いた。





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