BLEACHのお部屋
□coll your name
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―もしも晴れたら君と手を繋ごう
『coll your name』
この時期、外に出ればいつもとちがうにぎやかだろう。雛森はこの日、恋人の日番谷と駅の前で待ち合わせていた。
周りを見渡せばツリーや鮮やかな装飾がほどこされたお店やデパートなどが目に付く。
「…早くきすぎちゃったかな〜…」
待ちきれなくて早く家を出てしまったのが裏目にでたらしい。
真冬の寒さで手が凍えきてしまった。
「う〜…寒い…」
「雛森。」
「うわああ!?…日番谷くん!背後から来ないでよ〜!何かと思ったじゃない!!」
「あのな、人を化け物みたく言うなよ。かるく傷つくぞ。」
やはり日番谷も寒いのかマフラーをしていた。
「ほら、行くぞ」
そう言って手を差し出してきた。
雛森はぎゅっと手を握った。
「今日は仕事忙しかったの?」
「まあな。松本の奴、仕事溜めてやがったんだよ。」
「乱菊さんらしいね。」
サボり癖のある乱菊の姿が頭に浮かんだ。
「お前手冷たいな。いつからいたんだ?」
「え?5分くらいしか待ってないよ?」
握っている手から体温がないのが日番谷に伝わっている。
日番谷の手は暖かかった。
空いている手でなにやらごそごそポケットをあさるとオレンジのものを雛森に渡した。
「やるよ。少しはあったまるだろ?」
雛森に渡したものはホッカイロだった。
「あ、ありがとう。」
「どこ行くんだ?」
「うんとね…」
やっぱり優しなぁと雛森はぬくもりをかみしめていた。
この握られた手が離されることはない。
あなたの名前が呼べる幸せ。
さりげない優しさ。
この手を繋いでいる幸せ。
…これからもずっと一緒にいられますように。
―ずっと手を繋ごう
+あとがき+
ほんとすいません!!書くと宣言しときながらクリスマスに間に合いませんでした。
い、一応…がんばって…(没)
はい、文才がなくてほんと困ってます。
ちなみにフリー小説なのでお持ち帰りOKです。
お持ち帰りの際は掲示板で報告をお願いします。