白銀
□茜色の空…
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その茜色に染まった少女は、小さな子供達に囲まれて遊んでいた
不意にその輪から、こっちにボールが飛んできたので、思わずキャッチしてしまった
「あっ!
ごめんなさい!!」
詫(わ)びの言葉と共に、あの少女が駆け寄って来た
「すいません、そのボール、僕のなんです…
大丈夫ですか?
怪我とか、しませんでした(汗)」
女なのに、自分の事を“僕って言うのか、こいつ…
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