金色

□黒猫
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「姉さんお願い!
この子も、明日から預かって!!」

「Σはぁ?!」

まだ目も開いていない子猫が、妹の腕の中でミィーミィー鳴いていた…

「……アル、お前明日から南部に一月とは「まだこんなに小さいから、長時間の移動は可哀想だもん!!」

今にも涙がこぼれ落ちそうなほど、目をウルウルをさせ、必死にお願いしてくる妹に、俺は折れざるえなかった…

猫屋敷へと爆進中なアルの家の猫の数は…


「………はあ、俺がめんどうをみなきゃいけないのが、10匹から、11匹になったってわけか」

そんな会話をしたのが約1年前
あんなに小さかった子猫は、2ヶ月程前に俺の全長を越しやがった#


+-+-+黒猫+-+-+





「お帰りー!、エディーvV」


すっかり抱きつき癖が付いてしまった我が家の猫が、仕事から帰った俺を出迎えた


アルが拾って来た子猫は、“人猫”、何故捨てられていたかは謎、本人も覚えてない(本人曰わく物心付く前)
昔は小さかったし、カワイかったから抱きつき癖も気にならなかったが、人猫は、生後1年で、人間で言う17・8歳になる…、つまり、今、俺に抱きついているのは、17歳くらいの青年な訳で(猫耳と尻尾付いてるけど)


恥ずかしくないわけがない!!





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