金色

□雫
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それは何の前触れなく…




-+- 雫 -+-




雨が降っていた、正にバケツをひっくり返したとは、このことだ…



昼頃から雲行きがおかしとは思っていが、まさか、こんな土砂降りになるとは思わず、折り畳みの小ぶりの傘しか持って来ていなかった為、体のあちこちが雨で濡れ続けている…




久しぶりに定時で帰れたと言うのに…



速く帰って温かいシャワーを浴びなければ、風邪を引きそうだな…



なんとなく苦笑いを零し、歩いていると、ふと、目の端に金色がよぎった





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