選択と道標 〜パラレルとリアル〜

□第2章:戸塚と無数の部屋。






それは、3月31日に起こった出来事。





私は改めて社内を見て回ったんだけど、ここって使われていない部屋、多すぎない・・・?






―――




「話し合いは以上です。それでは、新年度もお互い頑張りましょう!!」






岡野さんの挨拶の後に、「エイエイオーッ!!」と某会合並みの締めで本日の話し合いは終わった。






明日からはいよいよ、新しい何かが始まる。






まさかこうして正式に手を組むとは、野川さんも思わなかっただろうなぁ・・・。






(岡野さん達も最初は警戒していたけど、無理も無いか・・・。私達の前代表取締役が野川さんや岡野さんの暗殺計画を企てたなんて、私も知った時はビックリしたもん)






裏切り者として追われる身となった野川さんだけではなく、普通に出演者として来ていた小野坂さんを操って大混乱を巻き起こしたりしたし。





しかも、あの時私も撃たれちゃって(急所は外れてたけど、すっごい痛かった(泣))、駆けつけた皆川さんに助けられたわぁ・・・。






あとは―――、・・・いや、思い出すのはもう止めとこ。あの人はとっくに辞めてるし。







「あっ、利絵ちゃーん。ちょっといいっスか?」





ふと、視界にたわわーんっ☆と馬鹿でかい胸が霞めた。





お、おぅ、このおっぱいは・・・、國分さんか。






「何ですか?」
「今から親睦会をやろうと思うんスけど、準備に時間が掛かるんで、もし良かったらその間、社内を案内するっスよ♪」






ま、まあ、ここには断片的にしか来たことないから、まだよく分かってない。なので、この申し出は正直ありがたい。






だけど、明日からはよく利用する身としたら、國分さんに教えてもらった方が良いのかしら・・・?
  1. *國分に案内してもらう
  2. *申し出を断る


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