現実(リアル)と空想 〜 パラレル 〜

□第四.五章 真夜中のハイテンション!!
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―――2009年 9月下旬








本社では、『テニプリ』の二ヶ月連続深夜の一挙放送が行われており、今日が最終だった。










「みゃあ〜〜〜っ、3時まで暇ですみゃあ〜〜」











ゴロゴロ〜〜と、永井は暇そうにしていた。












時間は現在、午後11時過ぎ。









あと少ししたら一挙放送開始なのだが・・・。











「みゃあ〜〜〜っ、先は杉本さん達なんて、私眠々みゃあ〜〜〜っ」
「煩い永井っ!!」












先に『Semifinal』が入るため、永井にとったら退屈以外の何ものでもなかった。











「まあまあ永井さん。そんなにはしたない行動しちゃ、恥ずかしいわよ?」
「みゃあっ!!田中さん!!」
「そうですよにゃがいさ〜〜ん。どうせ深夜3時過ぎたら目が冴えてきて、逆に眠れなくなっちゃうし」
「いや、3時から『Final』だから」
「みゃあ〜〜〜〜っ」













前番が『ドラゴンボール』のため、様子見で田中と野沢が皆川達と一緒にいた。












「あなた達にはこの間の件でお手数かけさせてしまったから、これ位はさせて」













野沢は、3人に謝罪した。












「あの時は洗脳されてただけじゃないですか。野沢さんは全然悪くないですよ!!」
「そうそう」
「みゃあっ!!」
「・・・あなた達・・・、本当に有り難う」












「あっ!!皆川ここにいた!!もう始まるぞ!!」











監視室から皆川を捜していた岡野は、急いでその手を掴む。











「ぎぃやぁぁぁぁぁっ!!!!」
「いってら〜〜〜」













OVAの、いや、本社最後の展開が、大きく幕を開けた。
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