現実(リアル)と空想 〜 パラレル 〜

□第三章 願いは。
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―――あれから、3年が経過した。








私はというと、岡野達と一緒にいると、楽しいというか、毎日がお祭り騒ぎだった。








ドンドン人が増え、事件も増え、そして、“関係者”も増え―――。






徐々に見えてくる、他のチャンネルの関係や、川上の存在の謎。








そして、私自身の未来を―――。









(出来れば、ずっとここにいたい・・・)








岡野は、本当に、私の願いを叶えてくれた。







地上波では出来なかったことを、今、実行していた。







嬉しい。








ちゃんと、私を見てくれていることを。









私を、一人の人として、見てくれていることを。









(嬉しい・・・)







昌也とも和解できたし、ゆきちゃんが今までしていたことも、全部、全部。







ここに来て、理解できた。






岡野達に会って、私は変われた。








せっかくの“居場所”を、離れたくない。







そう、思っていた。
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