アニマックエスト 〜堕ちたテンシと目覚めのウタ〜
□第7章:宝探し!?
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わいらは、【鍵】が眠る洞窟の前へと到着した。
おかの:「ここがその洞窟ですか・・・」
こくぶん:『そうですね。ここからは私が皆さんのナビゲートをするっス☆』
みながわ:「ん?優香里ちゃんにもちゃんと出るのね」
おのさか:「ほんまやな。外部からなんに」
かいだ:「・・・彼女の存在が相手側にバレてる、とか?」
こくぶん:『ぅえっ!!?まさかぁ、こちらのセキュリティーは万全っスよ』
ながい:「だそうですけど・・・?」
たかはし:「とりあえず、入ってみよっか」
おおたに:「そうだねぇ〜〜〜」
そんなわけで、早速中に入ると見事に真っ暗やった。
入り口にある看板を読むと、どうやらこの先へ行くには灯りが必要とのこと。
たかはし:「灯り・・・、あっ!」
直純はんは“ともだちてちょう”を開くと、何故か和彦はんを呼び出した。
いのうえ:「んー、どうかしたの?」
たかはし:「和彦さん“ニャンコフラッシュ”って技をお持ちでしょう?それをフラッシュ代わりにしようと思って」
いのうえ:「確かに光れるけどさぁ、あれはそういう名前じゃないんだけど・・・。ほんとに失礼じゃね」
おおたに:「えーっ私も使えるよぉー?」
みながわ:「それはピカチュウであって、大谷さんじゃない気が・・・」
すぎもと:「ほんまにな。ゴチャゴチャしてしまうわ」
ぶつくさ言いつつも、和彦はんはその“ニャンコフラッシュ”を発動させて辺りを明るくともした。
そして、その洞窟がほんまリアル過ぎて驚いてしまった。
すぎもと:「うわぁ・・・、そこまで冷たくないし音は響かんけど、洞窟って感じやな」
おかの:「視覚効果ってヤツだな」
おのさか:「ほんまにリアルや。張りぼてみてーやないし」
こくぶん:『―――よし、ここでの妨害は無しっス。では始めるっスね☆』
國分はんの誘導と地図を広げ、一同は【鍵】の在り処へと歩き出した。