main★dream short
□アメとムチ [鬼畜編]
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「…ん……。」
私は障子からさす、
淡い日の光で目が覚めた。
今日はいつもより少し長く寝ていたおかげか、昨日の寝る前に感じていた疲労感はスッキリなくなっていた。
……って、今のナシ!!?
こ、腰がめっちゃ痛いんですけど!?
(……昨日の風間さんもいつも通り激しかったからなぁ…)
にぶく痛む腰をさすりながら、その痛みを与えた張本人である風間さんのほうを見た。
「・・・・・・・・・・・・・。」
うん。あいかわらずお美しいこった!!
長いまつげ、すっと通った鼻筋、うすい唇…。
相変わらずだよ、ほんと!!
日の光に当たってキラキラしてる髪もサラッサラだし…。
(この人は、女性を馬鹿にしてんのかな…)
(それにしても、サラサラキラキラだよ…。風間さんは寝てるし、少し触っちゃえっ!)
そう思い、風間さんの髪に手を伸ばした。
あと数センチでその髪に触れる、その時…
「………ッ…!?」
風間さんの冷たい手が、触ろうとしていた私の手を掴んだ。
(冷たくて…、きもちいー…)
(……って、じゃなくて!!もしかして怒ってる!?勝手に触ろうとしたから…!?やばっ!!この鬼畜を怒らせると……)
ちがう意味でドキドキしながら恐る恐る風間さんのほうを見ると、
(……あれ??)
意外にも薄く笑みを浮かべていた。
「…そんなに俺に触りたかったのか?」
私の手を、その冷たい手で掴んだまま、風間さんが言った。
「べ、べつに…、いや、でも…はい…うん…?」
焦った私は、しどろもどろに言葉を濁した。
「…ちがうのか??昨日もお前からねだってきただろう…?」
焦る私を面白がってか、もっと私が困惑するような事を風間さんは口にした。
「……っ、うぅ…。」
私は、赤くなった顔を隠すために布団に深くもぐり、昨夜の事を思い出していた…。
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「…っん、…っあぁあっ!!」
風間さんの細い指が、私の中を深くえぐった。くすぐったいのとはまた違う、何とも言えない感覚に、私は高い声を上げてしまう。
その様子を、風間さんは面白そうに眺めていた。
「…んあっ、ぁああっ!!」
「…ん?どうした?ココがイイのか…??」
風間さんは、見つけた私の弱点を優しく攻める。
いつもの威圧感のある風間さんからは想像もつかないような優しい手つきに、私は少し戸惑いを感じた。
(風間さんらしくない…)
(優しいのはいいけど…焦らさないで欲しいなぁ…)
そんな私の心を読んでか、風間さんは口元に笑みを浮かべ、言った。
「どうした…?そんな目で俺を見るとは…。…、俺がそんなに欲しいのか…??」
「っあぁっ、んぁあ!!」
そう言いながらも、私を攻める手はやめない。
「……んっ、…ッ…!」
その言葉は図星をついていたけど、わずかに残る羞恥心が、求める言葉を飲み込ませた。
「…言わない…か…。…では言わせてやろう…。」
風間さんは奥で抉る手を止め、私の中の浅い部分で指を細かく動かした。
「…ひぁっ!?っんんっ…!!」
浅い所に強い刺激が与えられ、余計に奥が疼く。
「はぁん…ッ!!っあぁあ!!」
私はひっきりなしに喘がされ、焦らされ、涙の浮かぶ瞳で風間さんを見た。
「…ん?どうした…??…言いたい事があるなら言うがいい。」
風間さんは耳元で囁き、そのまま耳を攻めた。
ピチャ、と、濡れた音が響き、耳までも犯されていく。
「…ひぁあっ、んぁ…、も、許して…っ…ぁあっ!!」
私はついに我慢できなくなり、降伏の言葉を口にした。
「っあ、ほしい…っ、風間さんがぁっ…欲しいっ…!」
その言葉を聞き、満足そうに目を細めて風間さんは笑った。
そして、私の足を深く折り曲げると、角度をつけて一気に風間さんが入ってきた。
「…っあぁあああっ!!」
疼く最奥を勢いよく突かれ、我慢できずに声をあげる私に、風間さんは荒々しく口付けをした。
「んんんっ、はぁんっ、んぁっ…」
息が続かないほど激しい風間さんの口付けは、私を満足させてくれる。
そして、その口付けが終わると同時に風間さんは激しく動きだした。
「ああっ、んぁぁ、ふぁあんっ、ぁぁあああっ!!」
中の感じる所を激しく抉られ、最奥を突かれ、休みなく与えられる強すぎる快感に、私は喘ぐことしかできなかった。
「っ、ひゃあぁっ、んっー、ぁあんぁあっ!!」
上にいる風間さんの眉間には、深くしわが寄せられていて、風間さんにも私で感じて貰えてることがわかった。
「ふぁっ、んぁあっ…」
私の視線に気づいた風間さんが、私に口付けをする。
そして、意地悪く微笑み、こういった。
「俺の事をじっと見つめる余裕があるなら、もっと激しくしてもよさそうだな……。」
「……ッ…!?」
(えぇ…、ちょ、もっと激しくって…!!)
「…壊れないよう、覚悟しておけ…。」
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