うさぎちゃん
□季節の変わり目には、
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えっちのあと、ちゃんみんは綺麗なベッドに俺を移すと、蒸しタオルで俺の身体を丁寧に拭いてくれた。
ベッドの掃除や後片付けをする彼をぼんやり見つめている、この時間が俺はお気に入り。
全てを終わらせるとちゃんみんは俺の隣へ寝転んだ。
「ヒョン、パジャマ着ません?」
「えー…めんどい」
「僕は着ますよ?」
「うん……」
身体に残った熱が心地よくてパジャマを着たら暑すぎた。
パジャマを着たちゃんみんの胸に軽く握った手と、頬を置くと俺の背中と腰に大きな手がまわる。
とくん、とくんと動く心臓の音も好き。
「おやすみなさいヒョン、」
「おやすみ…」
恋人の温かい胸の中で
俺はゆっくり目を閉じた。
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