シロとピンクの世界

□ナミダ----士郎Ver.----
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気がついたら僕は
雪の上に倒れていた

なんで雪の上にいるのか
わからない
覚えているのは

雪が波のように
襲い掛かってきたこと

母さんの悲鳴

そしてアツヤの手が
離れていったこと

僕はそこまで思い出して
理解した

----もうアツヤには
会えない------


からっぽになった
僕の『ココロ』を
ただ悲しみだけが
埋め尽くしていった

ふと、
僕の右手をみると
いつも
アツヤがつけていた
マフラーを
握り締めていた

ぽたっ

マフラーを見たら
悲しみがナミダになって
ココロからあふれた

僕は雪の上で泣き叫んだ

『うわぁぁぁぁー!!!!ア、ツヤぁあぁぁぁ!!!!な、んで、よ!!!
ずっと、ずっと!!!!僕達、は!!!一緒だって!!!!二人、で!!!!完璧に、なるって!!!や、約束、した、じゃない、か!!!!な、なのにッ....なんでっ.....!!!!逝かないでよ...置いて逝かないで...!!いやだよアツヤぁあぁぁぁぁあぁぁぁっっ!!!!!!!!!!!!!!!』


アツヤ------

あの日の約束-----

僕が絶対に-----

叶えてみせるから-----

アツヤは天国で------

僕のことを-----

見守っていて---------?

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