トモコレ-2

□【トモコレ日記:48プラス】
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二人で眠ったベッドから出て、二人で作った朝食を食べ、二人並んで歯を磨く。そんな日が続いていた。

対バンは四回終わって、二勝二敗。こればっかりは好みだ、どれだけテクニックを駆使しても、箱の客層に左右される。あと一回で勝敗が決まる。そんな中にあっても、俺は毎日のようにアランを『可愛がって』いた。

初めは夜の行為を恥じらっていたアランも、だんだんと慣れてきたようだ。時に大胆にも思えるほど、行為をねだるアランに、俺は興奮を隠せなかった。

「おはよう、エリック」

「おはよう、アラン」

恋をすると綺麗になる、と俗に言う。「おはよう」を重ねる度に、アランは艶めいてより綺麗になっていった。

キッチンで野菜を切るアランを、鼻歌を歌いながら後ろから抱きすくめる。アランが小さく笑った。

「危ないだろ、エリック」

「ああ、危ねぇから、包丁おけ」

「何を…ぁんっ…」

俺は、アランの右手を取って包丁を手放させると、そのまま片手をアランのパジャマの中に潜り込ませた。下着越しに、アラン自身を強く撫でる。すぐにそこは硬く育った。

「あ、やっ…こんな…所で…」

「しょうがねぇだろ…朝飯作ってるお前が、色っぽ過ぎるんだから…」

摩擦を強めると布越しにも分かるほど湿り気をおび、膝が折れてアランはキッチンの縁に両手をついた。

「アラン…」

耳朶を甘噛みしながら低く囁くと、アランは耐えきれなくなったようで、微かに震える声でねだった。

「あ、エリック、もっとっ…」

俺もすでに硬くなった自身をアランの尻に密着させ、下着を越えて中に直接、掌を忍ばせた。熱くなっているアランのそこを、握ってしごく。もう何日も、スローセックスでドライオーガズムを迎えていたが、吐精はしていない。生理的に溜まった白蜜が、吐き出したくてアランを大胆にさせていた。

「あ…あっ、イッちゃう…!」
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