SSS
□臆病者と臆病速水
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「 や、やっぱり駄目ですよおおお…どうせ速水くんは私なんかに興味なんてありませんよお、今日目が合ったら直ぐに逸らされたしノート集める時、手が触れたら猛ダッシュで教室出ていきましたしいい…はあ、諦めた方が良いんですかねえ…、蘭丸くんんんん拓人くんんんん! 」
「 い、嫌、落ち着けって亞李朱…、 」
「 これが落ち着いてられませんよお…、だって私っ、失恋決定してますし…それにもうっ、速水くんに嫌われちゃいましたあああああっ! 」
「 は、速水は…あー…そのー…、恥ずかしがり屋なんだ。特に女の人とか恋愛にはあからさますぎる程、苦手で奥手っぽいんだ、だからめげるな亞李朱、 」
「 でっ、でもっ! マネージャーさん達にはそんなあからさまな態度取ってませんし…、やっぱり私だけ物凄く嫌われてるんですよお… 」
「 頑張れって、亞李朱! 」
「 速水だって絶対好きでやってるんじゃないから、な? 」
「 っひ、うううううー…が、頑張ってみますうううっ 」
*
「 はあああああ…もう駄目だあ…、 」
「 えー、何この状況ー。 」
「 佐倉乃と目が合ったらフレッツ光の速さで目ぇ逸らした挙げ句に手が触れたらフレッツ光の速さで教室から猛ダッシュしたから佐倉乃に嫌われたんじゃないかって項垂れてるんだよ。 」
「 亞李朱はそんな事気にしてなさそうだよなー…寧ろその逆、もがっ! 」
「 黙れ浜野!此所で言ったら速水にバレるだろ! 」
「 えー、別に良いじゃん。見てる此方が焦れったいし…、ちゅーか何で小声? 」
「 速水、それぐらいで佐倉乃がお前のこと嫌うとでも思ってんのか? 」
「 …………ない、ですけど。寧ろ佐倉乃さんはとても優しいです、けど…、 」
「 なら落ち込む必要ないだろ、ほら明日佐倉乃に避けたりしてごめんって謝ればいいだろ? 」
「 ッう、うう…、い、一応、頑張ってみます… 」
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一回こう言うの書いてみたかったんで
すよね…! 焦れったい感じのやつ、
ヘタレチキンおまけに臆病者ヒロイン
はめっさ可愛いと思うんですよ…!、
11.08.23.三輪連騾