K-ON!! Lost A Day
□第二話「再会、入部、発覚?」
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「お久しぶりですね、誠司さん。」
「む?」
ははは…
憶えてないか。
まぁ、そんなもんだろう。
「憶えてませんか?十年前に会ってますよ。僕らは。」
「十年前…?」
考え込む様に誠司さんは顎に手をやり、唸りだした。
ははは…糞ったれ。
「何でもないです。ただ、一つだけ。僕は教師になりました。音楽も続けてます。では…」
「え?あ、キミ!!」
呼び止めにも反応せずに踵を反して歩きだす。
止まっちゃいけない。
そう、誠司さんに教えてもらったから。