明歌華鬼


□第五夜
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それから30分ほど経ち(え?なんで時間がわかったかって?…感だよ!感!)、娜津と千鶴も起きた頃




部屋の入り口に源さんこと井上源三朗が現れた


源「目が覚めたかい?」


「「「!」」」


源「…あれ?縄は?」




井上さんは私たちに巻かれていたはずの縄がないことに気がついた





「すみません
少しきつかったので切ってしまいました(氷達に)」




源「え!?(武器になるようなものは取り上げたはずなんだけど…)そうか
きつく縛ってしまって悪かったね
…手首だけ縛り直させてもらってもいいかな?」



氷,ラウ,光,新月「「「「…<ギロッ>」」」」



源さんの言葉を聞いて殺気立つ氷達に私と娜津は殺気をしまうように言った


氷「彌帆、しかし…」


「いいから
この人達は大丈夫」


氷「……………はい」


「縄、お願いします」



私は渋々下がった氷を見た後 ポカーンとしている井上さんに両手を突きだし、結んでくれるよう頼んだ



源「えっ? あ あぁ はいはい」






















全員手首を縛り終わったあと
源さんにちょっと来てくれるかい?
と言われ、先程までいた部屋を出、今一つの部屋の前に来た






ここに幹部たちがいるんだ



ちらっと娜津を見ると
なにか難しい顔をしていたが、私の視線に気づくとフッと笑った

私もそれに笑い返し、井上さんの方を向いた




ガラッ



目の前の部屋の扉が開いた


井上さんに入ってと言われたためそれに従って部屋に入ると

三人分の視線を感じた





左之さんに平助に新八つぁんだ〜


そういえば娜津は平助好きだったなぁ


さっき同様娜津をちらっと見ると



「平ちゃんが生きてる‼(泣)」




昨日以上に大泣きしてました


もう体中の水分がなくなるのではないかというほど
呼吸も間に合わなくなりげほげほ言ってる


え?私?
私も総司に合ったとき心の中で大声上げて走りまくってたよ・・・泣きながら




外には出さなかったけど
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