少年陰陽師×灰男

□第4話
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朝食を取った後俺達は科学班の人達用にコーヒーと手作りのサンドイッチを作り、運んでいる最中だった




「科学班の人達大丈夫かなぁ
いくら忙しいからって数日間の徹夜+食事抜きはコーヒーだけじゃ頭働かないだろうに…」


太「あれでは 今日辺り倒れますね
少しでも娜嗣の作ったサンドイッチで疲れを取ってくれるといいですね<ニコッ>」


「うん!
じゃあ 早くいって手伝ってやろうぜ」

<ダッ>


太「あ!
娜嗣 そんなに急いで走ると転びますよ!!」

サンドイッチの乗った皿を抱え走り出した私の後を、カップとコーヒーの入ったポットをのせたお盆を持ってこぼさないように太裳は私の後を追った











「コーヒーと差し入れいる人〜」



「「「「ハ〜イ」」」」




ジョ「いつもありがとね 娜嗣 太裳」



ジョニーは両手でサンドイッチを持ち食べながら、私達に向かって笑顔で礼を言ってきた


「気にしないで てかジョニー、君大丈夫なの?」


太「ホントですよ へろへろじゃないですか」


ジョ「ははは 流石に10日の徹夜は辛いかな(汗)」


太「「10日!!?」」


普段あまり動じない太常が目を見開き大きな声をあげた

それほどすごいことなのだ


「ジョニー 今すぐ医務室で寝てきなさい
どうせ自分の部屋にはずっと帰ってないんだから
寝れる状態にないんだろうし 」


ジョ「ん〜 でもまだ仕事が…」

「…コムイには言っとくから、君は寝なさい オン」

そう言うと娜嗣はジョニーに手のひらを向け呪文を唱え、ジョニーを眠らせた

「太常 ジョニーを医務室までお願いね」

太「…はぁ またですか
わかりました ほどほどにしてくださいよ?」






































「ん〜〜!やっと終わったぁ――――!!!」


太「お疲れ様でした」




数分後エベレストのごとくそびえ、深海よりも深く埋もれていた書類は今や見る影もなくすべて処理されていた




科「(娜嗣ちゃん、今日も相変わらずすげぇ書類処理能力だな、あの量を四時間で片したぞ)」


科「(昌浩君は書類処理はからっきしなのになぁ)」


科「(聞いた話、安倍晴明元帥は書類整理と戦闘、両方得意らしいぞ)」


科「(じゃあ娜嗣ちゃんの書類処理能力は元帥譲りか)」








「よしっ 書類整理も終わったし、今度は体動かしにでも行きますか!」



太「少し休まれてはいかがです?
今書類整理が終わったばかりではないですか
せっかくの休みなのですから」





「えー だってずっと座りっぱなしで腰が痛いんだもん。動かして体戻さないと。」



太「気持ちはわかりますが、ではせめておやつを食べてからにしましょう
ジュリー様においしい豆大福と緑茶を頼んであります
それからでも遅くはないでしょう
一息入れましょう」



「…わかったよ じゃあ豆大福食べに行こうか」




太「! わかっていただけましたか!(ほっ)」




「うん 太裳がそんなに豆大福が食べたいと思っていたなんて…」




太「……………は?」





「まったくしょうがないなぁ太常は
一人で豆大福を食べるのが恥ずかしいからって……もう可愛いなぁこのやろー
お兄さんが一緒に行ってあげよう」





太「は?ちょっ!! そんな私は一人で食べることに羞恥など!! というか娜嗣あなたは女でしょう
何度言えば気が済むのですか!」
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