明歌華鬼


□第七夜
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総司と話を交わした後
娜津と共に土方さんの部屋へと向かい

今進行系で土方さんの部屋の畳に座っている



土「…話というのは今後のことだ

ここには年の若い隊士たちも多い

そんな中お前らみたいな女がいたら隊士にも示しがつかねぇ

てことは、だ
言いてぇことはわかるな?」



土方さんはチラッと私達を見た

「つまり男装しろってことですよね?」


土「あぁ そうだ
だがあたりめぇだがお前らに合った服が今、屯所にはねぇ

つーことで
呉服屋行って服買ってこい」




「…え?
屯所から出ていいんですか?」



土方の言葉にたいして首を傾げながら彌帆は答えた



土「もちろん
お前らだけでは行かせん

平助と総司には言ってある
二人連れていってこい
金はこちらから出す
ついでに生活に必要なもんも買ってこい」



ホラよ、と土方さんは私にお金を渡した


まさか 服を買って貰えるとは!



「あ ありがとうございます!!」


「(新選組お金ないのに(泣))ありがとうございます!!!」



土「以上だ 下がれ」


私達はそう言われると二人で同時に立ち上がり、失礼しました!と言って部屋を出た



「娜津早速呉服屋行こうか」


「うん
じゃあ平ちゃん達呼びに行こうぜ!」


娜津はキラキラした目で私に言ってきた


…この、古いもの大好きっ子が!


「(着物♪ 着物♪)」




「わかった
じゃあ私は総司呼んでくるね

用意ができたら八木邸入口集合ってことで!」


「了解! じゃ後で」


娜津はそう言うと道場に向かって走っていった


そんな走っていくほど嬉しかったのね…
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