黒バス×テニプリ夢路
□第1Q
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「お! おーい 水戸部〜」
水「!」
水戸部先輩と話ながら歩いていると
前から水戸部先輩を呼ぶ声が飛んできた
小「おつかれさん
ん? その子は?」
彼はこちらに駆け寄り水戸部先輩に話し掛けた
その際隣にいた私に目を移した
水「{マネージャー希望の新入部員}」
水戸部先輩はメモに書いてそれを彼に見せた
小「へぇ〜マネージャー希望の子か
って、水戸部お前筆談するようにしたんだな
うん、そのほうがいいよ 俺がいつも一緒にいるとは限らないし うんうん」
彼は独り言を終えると、
私に向かって手を差しのべた
小「俺は小金井慎二
男子バスケ部2年でポジションはフォワード
よろしくな」
小「鈴禰ちゃんて青学出身なの!?
しかもあの[踊り子]!!
顔見るの初めてだったから気づかなかったー!!」
自己紹介も終わり
今は水戸部先輩と小金井先輩とお話ししながら 仮入部届けを書いています
「こ、小金井先輩!
シッーーー!!!
声が大きいです」
小「あ!
ごっごめん!」
小金井先輩は慌てて両手で自身の口を塞いだ
「まぁ
入学式の時にばれてるんですけどね
名前で
踊り子での私は正体不明にしてましたから
試合中はキツネ面着けてましたし
気づかないのも無理はないかと…」
小金井先輩は未だ興奮ぎみに目をキラキラさせ私を見ている
すると それまで無反応だった水戸部先輩が私にメモ帳を見せた
{有名人?}
「何言ってんだよ 水戸部
風坂鈴禰って言ったら
スポーツしてるやつの憧れで
世界ランクも持ってるすごい子なんだぞ!!
バスケやってたのに知らなかったのか!?」
水「……………!!!!?」
水戸部先輩は最初はポカーンと口を半開きにしていたが
その内はっと気づくと
目を大きく開き、ワタワタしながら私を見てきた
「…昔の話ですよ」
やっぱり
その反応されると
…悲しいな