shanks

□嫉妬
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他の仲間だったら、もっと乱暴に叩くはず。
だとしたら、答えはひとつだ。



「…シャンクスー?」




ほら、当たった。





「シャンクス、いるー?」



抑えめな声。
軽く、不安そうな声。




このまま、無視するのはかわいそうなので俺は返事をする。



「…あぁ、いるよ。」




そう答えると、軽く開いたドア。
その隙間から顔をのぞかせる、ナマエ。



「入って、いい?」

「もちろん。」



そう言うと、ナマエはベッドに座っている俺に勢いよく抱きついてきた。


いきなりの反応に、一瞬戸惑いながらも片腕でしっかりと抱きしめてやる。



「どした。急に抱きついてきたりして。」

「えへへ。ベンがねー?お頭が、嫉妬してるって言ってたから。」




あのやろう。


やっぱり、ばれていたか。




「ねぇ、シャンクス?」


「ん?」



「嫉妬、した?」





嫉妬、しないわけがない。
こんなに、可愛いんだ。



ナマエが持ってるもの、すべて。



「まぁな。」



そう言って軽くキスをすると、頬が赤く染まる。


ほら、そういう所。





「嫉妬した分、返してもらうぞ?」



そう、耳元で囁いて小さな唇を奪うと、返事の変わりに甘い声が返ってきた。



fin..

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