その他詰め合わせ

□永久
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でも、そんな倖せは続かなくて

「…葉王…様…」


人間の狂気に巻き込まれた彼女は死んでしまった。


「葉王様!その魔物をなぜ殺さぬのです!」


騙されたと君は気付いていたのに


「もう限界です我々は!これ以上は我慢出来なかったのです」


争いが嫌いな彼女は
こんな小さな人間の恐怖の解決の為に死んでやったのだろう。

「僕のせいだとでも言いたいようだね。お前たち。」


すべてを無にかえさねば、
また彼女が殺される


「ぎゃぁぁあ!!」


「は、葉王様!…貴様!気でも狂っ…」



ならば総てのモノを支配しよう。


「ひかり、君の言葉は僕には通用しないんだ。」


灼かれた彼女の屍に語りかける。


「例え千年と時が移ろっても、僕は君を忘れられないし、この人間への嫌悪も忘れない。」



「また会おう。」



彼女の魂が見当たらなかったけれど、きっと彼女は帰ってくると。

そう信じた僕は、殺されても何百年と地獄でひかりを思い、力を蓄え続けた。


パッチ族に転生し、S.O.F.を手に入れる。


友の裏切りにも耐えられた。


ただただ、君を待つ何百との時間。



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