その他詰め合わせ

□夢夢現
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薬売りはひかりを横にして薄い羽織をかけ、団扇で静かに仰いだ。
ひかりの胸元を少し開けてやろうと手をかけるとちょうど彼女が目を覚ました。



「薬売りさん…」


「おや…気付きましたか?」


手を離すと、薬箱を閉めて調合したであろう薬に水を加える薬売り。


ひかりが起き上がり、ポーッとしていると急に、ヒンヤリとした感覚が首周りから鎖骨にかけていったりきたりする。


「冷っ!」


思わず手を届かせる。
そして触れたのは彼の手。


「のぼせに効くかと。なに、人用の潤滑油と薬草を混ぜただけですよ。」


「じゅ、潤滑油って…うーっ!」

首元から下へ垂れていく冷たい薬液。


「…ところで…」


「ひぃー…はい?」


「さっきから胸元がはだけて、俺の理性が危うくなっちまってるんだがなぁ…」


その言葉に ギョッとしたひかり。


自分の首から下を見て唖然とした。



「あっ…!?」




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