よんでますよ、アザゼルさん
□単編
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ある冬のお昼寝タイム。
「ぐがぁーぐごーすぴー」
「…ったく…そのイビキをどうにかしろ…」
イライラする芥辺を、なんとかなだめるひかり。
「まぁ、日頃、ちゃんと働いていただいてますから…疲れたんですよ。」
悪魔未経験者でも、端から見たらよくわかる働きぶり。
(実際は道具同然に使われているが、ひかりは知らない)
はなちょうちん目掛け芥辺がペンをダーツのように投げれば、スパンと音がするようにはじけるアザゼルのはなちょうちん。
「んがっ…むにゃむにゃ…」
「…まったく、そろそろいい加減起きないと芥辺さんに絞められますよ。」
寝返りを打って未だに起きないアザゼルに、ぼそりと自分のデスクからそう呟く佐隅。
「…なんだか、冬眠みたいですね。」
ひかりは可笑しそうに笑うと、アザゼルに毛布をかけた。
「…むにゃむにゃ…あ、あかん…ひかり…いったらあかん…」
「悪魔もなんだか可愛いですね。おやつ、用意してきますね?」
ひかりが立ち去る。
「ずぇったい、そういう<可愛い>行かないで〜!!…じゃない。」
なんだかムシャクシャした佐隅はグリモアをアザゼルに近付ける。
「グギャァァアアア!?…おんどれぇえサクぅ〜!!夢ン中でひかりと気持ち良い展開邪魔すんなやブォケェ〜!!こっちゃぁ、イビリ(ry」 グシャベキャグキャ
「…まだ死にタリないか?糞悪魔…あぁ??」
「ちょっと芥辺さん!私が離れてからやって下さい!…毎回、血のシミ抜き大変なんですよ?」
強制おわり。