NARUTO
□闇
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「ヒルゼン!火影就任おめでとう!!」
歓喜に湧く遅めの就任祝い。
戦後すぐの話であったため、昔の木の葉はあまり賑やかではなかったが、それなりに全ての民が彼を祝福した。
「なんだか照れるな…。」
小隊の仲間と別の任務から帰国したひかりに祝われて笑みがこぼれる。
「それにしても、あの時は驚いたなー」
「確かに。二代目様がいきなり言うんだもんな!?」
「私もその場にいたかったぁ…」
カガミ達の思い出話に羨ましがるひかり。
「なぁ、コハル?ダンゾウは来なかったのか?」
「…みたいね。ヒルゼンに嫉妬したのかもね。」
姿の見えないダンゾウに誰もがそう思っていたが、ヒルゼンがひかりに言った。
「ひかり、悪いんだけど、火影岩の上に行ってくれないか?」
「??いいよ?コハル、一緒に…」
ひかりがその言葉に頷いてコハルを誘ったがそれを止めるヒルゼン。
「ひかりひとりで行った方がいいんだけどな…」
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